北杜市地域おこし協力隊研修「北杜おこし大会議vol.2」実施しました

2019年11月19日(火) 8:00~16:00

1年後、10年後の未来を考える「北杜おこし大会議vol.2」を開催しました

今回の現場は森林。

今回は、林業の一連の流れ(伐倒、運材、製材、加工)を体感し、自ら切った木をコミュニティ作りに利用するところまでを表現した内容になりました。農業、林業、観光業も忙しく、厳しい業界である一方、それらは北杜市の魅力であり、地域資源として連携することが大事です。地域おこし協力隊でないにしても、地元で生業を考えるにあたって、他産業からの視点や、日常でもつながることができると、将来のビジョンを支えあうことができるのではと考えます。働き方も多様化している現代では、ジャンルを超えて、複業、連携を考える時代であり、地方にこそまさにそれが当てはまり、農業、林業、観光業を、移住者だけの課題ではなく、地元業者、個人、行政、学生、企業と垣根を越えて連携できるきっかけになれば、と考え、今回の企画を検討しました。

地元林業者さんのご協力の元、木の見分け方、伐木から運材までの流れをレクチャーしていただき、実践してもらうところまで。

伐倒スキル以外に、「100年かけて森林を管理する意味」をお話いただき、世代を超えた活動である森林での活動の魅力をお伝えいただきました。チェーンソーやのこぎりを使った伐倒作業のほか、実用的なスウェーデントーチを作るワークショップも実施。

場所を移動し、地元製材所にて、運材した木材を製材する過程を学びました。林業の課題もやはり「運び出し」「運材」。この課題の解決や、個人の木こりさんでも生業としてやっていける仕組み作りが必要だというお話にもなりました。

木材を製材するためにはたくさんの投資、機材が必要であり、個人で手配、負担をすることは容易ではありません。実際に隊員の中には、これから製材したい木材を持っている人もいて、今回のような地元とのつながりでできることで、お任せしたり関係性や役割分担ができることは大変重要だ、と意見もいただきました。

FAN LABが実施する農を通したコミュニティ作りの一環で、空き蔵の改修作業を実施した。

会終了後、別日程で交流会も実施。親睦も深まりました。