落ち葉堆肥と高校生、地域プロデュースと大学生

2019年12月、山梨県北杜市立北杜高校の生徒さん(放送部)と「落ち葉堆肥」「堆肥プロジェクト」に関して、ディスカッションをしていました。学校にある圃場や落ち葉を活用し、農業部と連携して学校全体のプロジェクトにできないかというお話でした。北杜高校放送部はこれまでも北杜市と連携して商品開発をしたり、社会課題やニーズを調査したりと、様々な活動を行ってきたそうです。

一緒に打ち合わせに参加した四井 真治さん(パーマカルチャーデザイナー/ソイルデザイン代表)からも、八ヶ岳にはたくさんの地域資源があり、高校全体として取り組むことにより、行政や周辺企業なども連携する仕組みができたり、持続可能な体制が作れるのではないか、など色々な意見があがりました。またその先の堆肥を活用した商品や使い方、ブランディングなども持続可能な活動にする重要な要素です、とお話されていました。

高校生主導の意見交換にもなり、これからの活動にも注目しています。

数日後、高校生が当社の堆肥舎で、発酵についてを学びながら、作業に関わっていただきました。高校生は時間が限られているため、1年、2年かけて発酵していくスケジュールでは卒業してしまう。当社で実施している3~4か月で落ち葉化する方法などがどこまでできるのか、など実際に体験してもらい実感が沸いたとコメントをいただきました。学校の農業部に落ち葉堆肥の可能性をプレゼンするところが大事です、と次のアクションまで話し合えました。

 

また2020年春から、山梨県内の民間企業・団体、自治体と学生が一緒になり、地域の新たな未来を探る「Miraiプロジェクト」の活動の一環で、山梨県内の大学生を対象としたインターン制度の受け入れ先となりました。テーマは「循環型農業による若者の定着化と里山保全活動」です。

山梨大学、山梨県立大学の学生さん2名が当社の活動を通して、農村都市交流、大学生の地域ブランディング、商品開発、PR促進などを考え、企画立案実行までを行う実践型のプロジェクトです。

秋のプレゼン会に向けて、一緒にアイディアを練っているところです。

コロナによって幕を開けた新時代。抜本的な新しいアイディアが必要とされています。オンラインの活用が進む中、益々オフラインの重要性が増していると言えます。

若者が地域と連携する仕組み作り、また共通プロジェクトを通して、都内の学生との交流や実践共有ができる取り組みも検討中です。彼女たちのプレゼン、今後の活動に注目です。

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